<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<feed xml:lang="ja" xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:thr="http://purl.org/syndication/thread/1.0">
  <title type="text">際限の無い二重奏。</title>
  <subtitle type="html">「短い人生は時間の浪費によっていっそう短くなる。
」（サミュエル・ジョンソン）</subtitle>
  <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/atom"/>
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/"/>
  <updated>2006-10-13T00:37:52+09:00</updated>
  <author><name>Lucia</name></author>
  <generator uri="//www.ninja.co.jp/blog/" version="0.9">忍者ブログ</generator>
  <atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com/" />
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/72</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/in%20a%20harmony-%20quietly/%E7%9B%AE%E6%AC%A1" />
    <published>2020-01-01T00:00:00+09:00</published> 
    <updated>2020-01-01T00:00:00+09:00</updated> 
    <category term="In a harmony, quietly" label="In a harmony, quietly" />
    <title>目次</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[『In a harmony, quietly』<br />
<br />
（序章）<br />
　<a target="_blank" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/Entry/54/">序章</a><br />
<br />
（１章）　「Deja-vu」<br />
　１、<a target="_blank" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/Entry/55/">朝</a><br />
　２、<a target="_blank" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/Entry/58/">SHR</a><br />
　３、<a target="_blank" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/Entry/59/">Deja-vu</a>(5/1・修正)<br />
<br />
<br />
（２章）　「小林陽介」<br />
　１、<a target="_blank" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/Entry/71/">果実</a>（5/1・修正）<br />
　２、<a target="_blank" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/Entry/76/">小林陽介</a><br />
　３、相談<br /><a href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/in%20a%20harmony-%20quietly/%E7%9B%AE%E6%AC%A1" target="_blank">つづきはこちら</a>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/93</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E5%83%95%E3%81%AF%E7%9C%BC%E3%82%92%E9%96%89%E3%81%98%E3%82%8B%E3%80%82" />
    <published>2010-05-04T23:02:55+09:00</published> 
    <updated>2010-05-04T23:02:55+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>そして僕は眼を閉じる。</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
<br />
<br />
交差点の空遠く。<br />
<br />
眼に映るものは形無く。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
たくさん泣ける人が、ちょっと羨ましい。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/92</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%84%E3%83%A0%E3%83%AA%E3%81%A8%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E3%80%82" />
    <published>2010-01-30T02:13:38+09:00</published> 
    <updated>2010-01-30T02:13:38+09:00</updated> 
    <category term="短編集" label="短編集" />
    <title>カタツムリと正義。</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[私は正義である。<br />
とりたてて趣味の無い私ではあるが、一つだけ大切にしている趣味がある。<br />
それは、正義である。<br />
<br />
高校を出て20年余、国家の僕として、と言えば聞こえはいいが、<br />
しがない町役場で進みの遅い時計に苛立ちながら、日々の糧を得ている。<br />
晴れた日はまだいいが、雨などが降った日には、ただでさえノロノロと平和ボケした時計が、<br />
カタツムリになったかのような錯覚に陥る。<br />
雨音のリズムと針音のリズムのギャップが、そう感じさせるのだろうか。<br />
いや、違う。<br />
雨の日は、時計がカタツムリになるに過ぎない。<br />
私はそうして、静かに時が過ぎるのを待つ。<br />
<br />
６月。<br />
春と共にやってきた新入り達がそろそろ職場に慣れてくる頃だ。<br />
と同時に、私の活躍の場でもある。<br />
「君、その髪の色は明る過ぎないか」<br />
「君、目上の者に向かって、その言葉遣いは何だ」<br />
「君、ネクタイが曲がっているぞ」<br />
悪に立ち向かうのが正義だという人がいる。<br />
残念ながら、それは間違いだ。<br />
悪を懲らしめるのが正義であり、悪は正義より弱いもので無ければならない。<br />
正義とは、優越感を感じるための道具に過ぎないのだから。<br />
上司に歯向かう奴はバカだ。<br />
<br />
先日、路地裏で不良に囲まれていた少年を助けた。<br />
私はきっちり定時で帰るから、放課後の彼らの遊びにうっかり出くわしてしまったのだ。<br />
あの路地裏を抜けると早く帰れるんだが、もう使わないことにしようか。<br />
とにかく、少年が怯えた目でこちらに助けを求めていたし、<br />
何より不良たちがそんなに強そうに見えなかったので、足を踏み出した。<br />
案の定、何だか良く分からない言葉を叫びながら、不良たちがこちらに近寄ってくる。<br />
リーダーはこいつか。<br />
こういうのは、問答無用でとっとと頭を潰すに限る。<br />
威勢は良いが、自分から手を出す気は無いのだから。<br />
頭を潰すと彼らは四散した。<br />
自分の力だけを圧倒的に見せ付けて戦意を失わせるのは、戦術の常套手段である。<br />
こういうこともあろうかと、日頃から鍛えておいてよかった。<br />
正義も楽じゃない。<br />
<br />
その後、少年から礼を言われ、少年の両親がわざわざ家に菓子折りを持ってきた。<br />
こいつらは何もわかっていない。<br />
私は、少年を助けたわけではないのだ。<br />
ただ単に、そのような弱い存在である少年を見捨てるような自分は正義ではないと思っただけで、<br />
また、大人より弱い子どもを組み伏せて優越感を得られると思っただけだ。<br />
所詮は、既にある上下関係の再認識に過ぎない。ただのエゴだ。<br />
私と不良とで、何が違うのだろうか。<br />
どちらも、それぞれの正義を振りかざしているに過ぎない。<br />
こいつらは、何もわかっていない。<br />
<br />
休日。<br />
たまには本でも読もうと、近くの本屋へ足を運んだ。<br />
本を読むのもまた、正義的な行為である。<br />
この書店は、この町には不似合いなくらい、割に大きな書店である。<br />
町内はもちろん、町外からも客が来る。<br />
無数に並ぶ書棚の間にはベンチが設けられ、座ってじっくり試読ができる。<br />
それくらいサービスが行き届いた空間であるから、当然に浮浪者がたむろすることとなる。<br />
ベンチに座って本を読んでいるものはまだいいが、中にはベンチに横になり、<br />
さらにはどこからか拾ってきた新聞紙に包まる者まで現れだした。<br />
ベンチの撤去も時間の問題である。<br />
そして案の定、小説のブロックにあるベンチは、そのような方々の巣と化していた。<br />
（やはり、帰るか･･･）<br />
注意するのが正義であるが、一人で全員を相手にするのは手間である。<br />
彼らは、不良とは訳が違う。<br />
そう思い、ベンチの上のカタツムリたちから視線を切ろうとしたところ、<br />
書棚の影から女子高生と思しき者がつかつかとベンチに踏み寄るのが見えた。<br />
その女子高生が声を張り上げる。<br />
「おい、ジジイ！ここはね、本を読むとこなんだよ！邪魔だから出て行け！」<br />
ここは本を買うところなのだが。いや、高校生にとってはやはり、読むところなのか。<br />
とにかく、私は「大人として」注意せざるを得ない。そう、正義のために。<br />
「おい、君。言っていることは正しいが、言い方が悪いぞ。」<br />
女が振り向きざまに言う。<br />
「違う！言い方は悪いけど、言ってることは正しいんだ！」<br />
どうやら、私は見誤ったらしい。<br />
聞く耳を持たない者を、議論で打ち負かすことはできない。<br />
残念ながら、彼女が正義で、私が悪なのである。]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/91</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E5%82%8D%E8%A6%B3%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E3%80%81%E8%AB%A6%E8%A6%B3%E3%80%82" />
    <published>2008-10-20T22:53:12+09:00</published> 
    <updated>2008-10-20T22:53:12+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>傍観、そして、諦観。</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[不都合な糸電話。<br />
<br />
どんなに声を張り上げても、耳をつけなきゃ聞こえない。<br />
<br />
どんなに強く叫んでも、決してそれは届かなくて。<br />
<br />
弾んだ相手の声だけが、一方的に。<br />
<br />
危ないと、間違ってると、引き返せと叫んでも。<br />
<br />
ずぶずぶと、彼らは嵌っていく。<br />
<br />
俺はそれを遠くから見ていて。<br />
<br />
<br />
あぁ、なんて人間は、、、<br />
<br />
そう呟きながら、俺も一人、嵌っていく。<br />
<br />
頼むからみんな、俺のことを見ないでくれ。]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/90</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%A8%E5%8F%97%E5%AE%B9%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E7%8F%BE%E5%AE%9F%E3%80%82" />
    <published>2008-10-05T23:47:30+09:00</published> 
    <updated>2008-10-05T23:47:30+09:00</updated> 
    <category term="未選択" label="未選択" />
    <title>理解と受容、そして現実。</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[何度も自分にケリをつけ、整理して、納得したはずだった。<br />
<br />
幾重にも理論武装をして、これがお互いのためだと、自分のことしか考えられない自分を誤魔化した。<br />
<br />
それでもいざ廊下ですれ違いそうになると、俺はポケットから携帯を取り出して、必死で気づかない振りをする。<br />
<br />
相手の姿にも、自分の気持ちにも、必死で気づかない振りをする。<br />
<br />
「おはよう」の笑顔が恐ろしくて、俺は必死で気づかない振りをする。<br />
<br />
その隣にいる現実を見ないよう、俺は必死で気づかない振りをする。<br />
<br />
湧き上がる感情に蓋をするように、俺は必死で、気づかない振りをする。<br />
<br />
<br />
夜な夜な酒を飲み、明けない空に苛立ち、何より不甲斐ない自分に苛立ち、衝動的に、しかしその瞬間には理性的に、グラスを叩き割る。<br />
<br />
叩き割ったところで何も変わらないのは重々承知の上で、それでも何か楽になるかも知れないとグラスを叩き割る。<br />
<br />
待っているのは現実。<br />
<br />
後始末という義務。<br />
<br />
すべてわかった上で。<br />
<br />
光があるから影があるように、幸せがあるから不幸があるのだろうかと考えながら、それでも幸せを求めてしまう自分を笑い、傷ついた指先を舐める。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
今日も夜は、長い。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/89</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86/%E8%A7%A6%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E5%AE%9F%E5%9C%A8%E3%82%92%E7%A2%BA%E3%81%8B%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%80%82" />
    <published>2008-08-16T08:23:29+09:00</published> 
    <updated>2008-08-16T08:23:29+09:00</updated> 
    <category term="短編集" label="短編集" />
    <title>触れることで実在を確かめるための存在。</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[真夜中。<br />
荒げた呼吸。<br />
布と肉の擦れる音。<br />
絡んだ触感。<br />
堕落と快感。<br />
そして、不快感。<br />
<br />
<br />
<br /><br /><a href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86/%E8%A7%A6%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E5%AE%9F%E5%9C%A8%E3%82%92%E7%A2%BA%E3%81%8B%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%80%82" target="_blank">つづきはこちら</a>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/88</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%95-%E5%89%8D-%20-%20%E7%9F%AD%E7%B7%A8" />
    <published>2007-09-29T00:10:43+09:00</published> 
    <updated>2007-09-29T00:10:43+09:00</updated> 
    <category term="短編集" label="短編集" />
    <title>ナイフ(前) - 短編</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>天職、とでも言えば聞こえがいいだろうか。<br />
とにかく、俺にはコレ以外の仕事はできないんだ。<br />
今俺は、小さな肉屋で生計を立てている。<br />
別に、人の下で働くのが嫌だったからとか、親父が肉屋だったからとか、そういうことじゃあ決して無い。<br />
三十路も過ぎた男が一人でちっぽけな肉屋に納まっているのには、それなりの理由がある。<br />
<br />
<br />
その衝動に気付いたのは、小学生の頃だったろうか。<br />
<br />
俺の中の、しかし俺とは違う誰かが、俺を突き動かそうとする感覚。<br />
体の奥底から、ドス黒い何かが湧き上がってくる感覚。<br />
骨盤の辺りから脊髄を通って、じわじわと競りあがってくる「何か」。<br />
視界が曖昧になり、意識が薄れる。<br />
思考はできるものの、徐々に五感から隔絶されていく。<br />
現実が遥か遠くに消え、「俺」は暗い海の底へ沈められた。<br />
<br />
「この体は、俺のものじゃない」<br />
<br />
ボヤッとした感覚だけが、俺に残された。<br />
<br />
&nbsp;</p><br /><a href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%95-%E5%89%8D-%20-%20%E7%9F%AD%E7%B7%A8" target="_blank">つづきはこちら</a>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/87</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86/%E5%8F%B3%E6%89%8B%EF%BC%88%E7%9F%AD%E7%B7%A8%EF%BC%89" />
    <published>2007-07-26T15:44:57+09:00</published> 
    <updated>2007-07-26T15:44:57+09:00</updated> 
    <category term="短編集" label="短編集" />
    <title>右手（短編）</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>何をやっても、ダメだった。<br />
勉強も、スポーツも、習い事も。<br />
取り柄など、一つもなかった。<br />
<br />
背が低くて、無口で。<br />
学校で話すことなど、ほとんど無かった。<br />
誰も僕のことなど、見てはいなかった。<br />
<br />
家ではいつも、出来の良い兄と比べられていた。<br />
そのうち、家でも話さなくなった。<br />
誰も僕のことなど、見てはいなかった。<br />
<br />
<br />
すべてが一変したのは、小学５年生のときだった。<br />
<br />
&nbsp;</p><br /><a href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86/%E5%8F%B3%E6%89%8B%EF%BC%88%E7%9F%AD%E7%B7%A8%EF%BC%89" target="_blank">つづきはこちら</a>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/76</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/in%20a%20harmony-%20quietly/%EF%BC%92%E7%AB%A0%E3%80%80%EF%BC%92%E3%80%81%E5%B0%8F%E6%9E%97%E9%99%BD%E4%BB%8B" />
    <published>2007-05-03T11:53:43+09:00</published> 
    <updated>2007-05-03T11:53:43+09:00</updated> 
    <category term="In a harmony, quietly" label="In a harmony, quietly" />
    <title>２章　２、小林陽介</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
<br />
―――なぁ、一生に一度のお願いだ、頼むよ。この通り！<br />
<br />
<br />
長かった窮屈な闇夜は徐々に追いやられ、すべてが無限に続く大空へと背伸びをし始める６月。<br />
小林はその長身をまるで携帯のように折り曲げ、幾度目かの一生に一度のお願いをしている。<br />
<br />
のどかな昼休み。<br />
屋上には、僕と小林以外の影はない。<br />
そのたった２つの影さえかき消そうと、無常にも陽はチリチリと皮膚を焼いている。<br />
<br />
「、、、暑いな、今日は。」<br />
<br />
わざとらしく、Yシャツの襟元をパタパタとやる。<br />
<br />
「はい！ただ今！」<br />
<br />
小林はすぐさま身を翻し、脱兎の如く駆け抜ける。<br />
会談を５段飛ばしで駆け下り、あっという間に見えなくなってしまった。<br />
一人徒競争の折り返し地点は、３Fにある自販機だ。<br />
<br />
僕は小林から相談を受けていた。<br />
コイツから相談を受けること自体は別段珍しいことではなかったが、その内容が大変に珍しいものだった。<br />
<br />
ダダダダダダッ！<br />
<br />
「はぁ、はぁ、、はぁ、、、『十六夜茶』、買ってきました！」<br />
<br />
一人徒競争をぶっちぎりで優勝した小林が、その戦利品を俺に差し出している。<br />
<br />
「なぁ、お願いだ！俺一人じゃ無理なんだよ～。」<br />
<br />
「、、、小林、お前の気持ちはよくわかった。俺も親友として、お前にできる限り力を貸そう。」<br />
<br />
「ホントか!?ありがとう！恩に着るよ！」<br />
<br />
「でもな、、、」<br />
<br />
「ん？お、おぅ。」<br />
<br />
「俺さ、『へーいお茶』の方が好きなんだよね。」<br />
<br />
ダダダダダッ！<br />
一人徒競争が、また始まった。<br />
<br />
ふと、フェンスの外に目をやる。<br />
転落防止用に設置されたフェンスの網目越しに、二分された世界を眺める。<br />
上には、近くて遠い青空。<br />
下には、閑静な住宅街。<br />
歩行者も、車通りすらも存在しない。<br />
神の創りし世界と、人の造りし世界。<br />
フェンスで切り取られたこの世界は、そのどちらにも染まらない。<br />
染まることができない。<br />
隔絶された音のない世界に、ただ一人取り残されていた。<br />
ときおり柔らかな風が頬を撫で、この世界に僕以外の存在を気づかせてくれる。<br />
<br />
ダダダダダッ！<br />
<br />
―――そうだ、もう一人いたっけ。<br />
<br />
「ほら、『へーいお茶』だ！」<br />
<br />
肩をはずませる小林に対して、かける言葉はもう決まっていた。<br />
<br />
「、、、小林、おなか空いた」<br />
<br />
ダダダダダッ！<br />
<br />
今回のゴールは、２Fにある購買だ。<br />
<br />
<br />
まさか、アイツが恋をするとはな。<br />
目を細め、風と戯れる。<br />
別に、アイツをいじめたいわけでも、ましてやお茶にこだわりがあるわけでもない。<br />
ただ、スイカは赤い部分がなくなるまで食べつくす主義、というだけだ。<br />
<br />
ダダダダダダダダッ！<br />
<br />
「ヤ、、、ヤキ、ソバ、、パンだ、、、」<br />
<br />
息も絶え絶えの小林が戻ってきた。<br />
さすがに少し、可哀想になる。<br />
<br />
「小林、ありがとう。からかって悪かったな。」<br />
<br />
「そ、そうか！手伝ってくれるか！」<br />
<br />
「あぁ、もちろんだ。でもな、」<br />
<br />
「え？」<br />
<br />
「コロッケパンは無かったのか？」<br />
<br />
<br />
―――　一瞬の静寂。<br />
<br />
<br />
「、、、ふふふふふ。あはははははははははは。」<br />
<br />
突然笑い出す小林。<br />
とうとうネジが跳んでしまったのだろうか。<br />
少々、からかい過ぎたかも知れない。<br />
<br />
「おい、小林！どうした？悪い、ちょっとからかい過ぎたよ。すまん。」<br />
<br />
「くくくく、、、いやいや、違うんだ。絶対お前ならそうくるだろうと思ってな。ほらッ！」<br />
<br />
後ろ手にしていた左手を僕に差し出す。<br />
一瞬遅れて、大きな買い物袋が顔を覗かせる。<br />
<br />
「購買で売ってる物、全種類買ってきたぜッ！」<br />
<br />
<br />
、、、そこまでするか、フツー。<br />
<br />
―――あるいは、コイツは大物なのかもしれない。<br />
<br />
僕はコロッケパンを頬ばりながら、コイツの相談を受けることにした。<br />
ときおり吹く柔らかな風を、かみ締めるように確かめながら。]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>santalucia.blog.shinobi.jp://entry/71</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://santalucia.blog.shinobi.jp/in%20a%20harmony-%20quietly/%EF%BC%92%E7%AB%A0%E3%80%80%EF%BC%91%E3%80%81%E6%9E%9C%E5%AE%9F" />
    <published>2007-03-18T00:41:03+09:00</published> 
    <updated>2007-03-18T00:41:03+09:00</updated> 
    <category term="In a harmony, quietly" label="In a harmony, quietly" />
    <title>２章　１、果実</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>廊下側の一番前から順番に、朗読が進んでいく。<br />
このまま行くと、どうやら僕まで回って来そうもない。<br />
僕は一人で、２９２ページから黙読を始めた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
――― それは、唐突に訪れる。<br />
いつの頃からだろうか。それは人間の歴史と共に存在する。<br />
或る人はそれを激しい落雷に形容し、また或る人はそれに甘美な果実を連想する。<br />
<br />
<br />
<br />
果てしなく広がる楽園に、男は住んでいた。<br />
何不自由なく、しかしながら、とりわけ幸福を感じることもなく、男は生きていた。<br />
生きていたというより、死んでいなかった、と言ったほうが適切だろうか。<br />
男は、平坦な人生を、何の疑いも無く、生きていた。<br />
それは、「永遠」のための、些細な代償であった。<br />
<br />
<br />
―――それは、唐突に訪れた。<br />
<br />
<br />
いつものように、男は空を見上げていた。<br />
何の目的も無く、ただ雲の流れを追っていた。<br />
地平線に流れ行く雲が、反対の地平線からまた流れ来る様を。<br />
「永遠」を。輪廻を。時の果てを。ただ、ぼんやりと、眺めていた。<br />
<br />
突然、、、そう、突然、平坦な日常は、打ち破られた。<br />
<br />
<br />
――― ポトン。<br />
<br />
<br />
空を覆う青と白のその間から、突然、「何か」が降ってきたのだ。<br />
大きくは無い。丁度手に収まる程度の、赤い果実。<br />
色・形といい、赤く熟れた林檎を強く連想させる。<br />
しかし、初めて見る果実。<br />
奇妙なのは、空から降ってきたこと。<br />
そこには、天を貫くような大木など、どこにも無いというのに。<br />
得体の知れない、奇妙な果実。<br />
明らかに怪しく、危険ではないか。<br />
しかし、男にとって、そんなことなどどうでも良かった。<br />
ただただ安穏と続く日常。<br />
その中で、この果実の存在は、あまりに特異だった。<br />
それだけで、男にとっては十分であった。<br />
男は迷わず、それを頬張った。<br />
<br />
そして、その果実の欠片を乱雑に咀嚼し、飲み込む。<br />
<br />
<br />
、、、なんだ、大したことはない。<br />
ただのどこにでもあるような果実ではないか。<br />
何だって俺はこんなものに期待をしてしまったのだろう。<br />
<br />
男は、果実を投げ捨てた。<br />
何気なく、その軌道を目で追う。<br />
果実が放物線の頂点に達し、そして、重力に導かれるように、地球の懐へと誘（いざな）われる。<br />
一面が欠けた果実は、不規則な跳躍を繰り返し、やがて諦めたかのように這い蹲り、静止した。<br />
そして、そこには―――<br />
<br />
<br />
――― そこには、女がいた。<br />
<br />
<br />
男は、雷に打たれた。体の芯まで痺れ、這い蹲り、静止した。<br />
今まで信じてきた日常が、音を立てて崩れていくのがわかった。<br />
たとえ全てを失ったとしても、この女が欲しい。そう思った。<br />
何故そう思ったのかはわからない。<br />
とても自分が正気とは思えない。<br />
自分が自分でなくなったようだ。<br />
指の一本でさえ思うように動かせない。<br />
呼吸ですら、意識していないと忘れてしまいそうだ。<br />
こんなの、自分じゃない。<br />
男は、得体の知れない「何か」に、心を占領されていた。<br />
もしかすると、さっきの果実のせいなのかも知れない。<br />
単なる偶然か。神の気まぐれか。はたまた悪魔の悪戯か。<br />
しかし、そんなことは問題ではなかった。<br />
今、こうして、一人の哀れな男が、その毒牙にかけられている。<br />
そこに唯一存在を許されているのは、その確固とした事実、ただそれだけだった。<br />
男は、差し伸べられた手に、すがりついた。<br />
まるで、天から地獄に伸びる蜘蛛の糸を掴むかのように。<br />
<br />
そして男は、幸せを掴んだ。<br />
<br />
<br />
――― 「幸せ」と言う名の、不幸を。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
後に人は、その果実を「恋」と呼ぶようになった――――――<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
―――キーン、、、コーン、、、カーン、、、コーン、、、<br />
<br />
一人で読み耽っているうちに、授業は終わってしまったようだ。<br />
黒板の文字は、ちょうど「昨日やったところまで」進んだところで、その歩みを止めていた。<br />
<br />
「恋、、、か。」<br />
<br />
溜息のように呟く。<br />
アレコレと述懐したあと、ふと、ある名前が浮かんだ。<br />
<br />
「アイツも、恋をするんだな、、、」<br />
<br />
ふと脳裏に浮かんだ名前。<br />
唯一無二の親友にしてバカの代名詞。<br />
小林陽介その人だ。<br />
<br />
僕は決して社交的な方ではないが、それなりに優等生を演じているのため、顔は広い。<br />
望んではいないが、浅く広い付き合いが多いのだ。<br />
そんな中で、唯一迷うことなしに「親友」だと言い切れるのが、「小林陽介」である。<br />
<br />
「もう、、、半年になるんだな。」<br />
<br />
パタン、と教科書を閉じ、ガラス越しに空を這う雲に目をやった。<br />
<br />
<br />
始まりは、それから２ヶ月くらい前だったか―――</p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>Lucia</name>
        </author>
  </entry>
</feed>